顧客の概要
顧客は電子廃棄物の選別、処理、リサイクルを手掛けるシンガポールの製造企業で、マイクロチップから電源装置まで幅広い電子部品を取り扱い、廃棄物削減と再利用可能資源の回収率向上を推進している。

ビジネス課題
課題はデータ量の多さだけでなく、高い精度の確保にもあった。電子廃棄物には小型で複雑な部品が多く含まれ、部品同士の重なりや雑然とした背景によって識別が難しいケースが頻発した。対象物の見落としは分類モデルの精度低下につながるため、高品質なアノテーションが求められた。
顧客要件:
・ マイクロチップ、バッテリー、電源装置などの主要な電子廃棄物の分類・ラベリング
・ 2D画像に対するバウンディングボックスアノテーションの実施
・ 各対象物の正確な識別および位置情報の付与
・ 実運用環境で利用可能な分類モデル学習用データセットの構築

プロジェクト詳細
・ アノテーション対象:電子基板、スイッチ、電源装置、マイクロチップ、バッテリー など
・ アノテーションタイプ:2Dバウンディングボックスアノテーション、セグメンテーションアノテーション
ソリューション
• 要件およびアノテーションルールを策定。部品の重なりや欠損などのエッジケースを定義し、1か月の納期に向けて品質と生産性のバランスを最適化
• 2週間のパイロットプロジェクトを実施。1万件のアノテーションを行い、ガイドラインを改善。マイクロチップの
サイズ差異や電源装置の反射などの課題を解決
• 顧客承認後、30名体制(PM2名、QAリーダー3名、アノテーター25名)へ拡大
• 高速かつ高品質な運用体制を構築し、アノテーター1名あたり日次3,000~4,000件を処理。難易度の高いケースはシニアメンバーへエスカレーションし、日次レビューで品質を維持
• アノテーション済みデータ、QAレポート、エッジケース管理資料を含む成果物を段階的に納品し、早期活用を支援
使用技術

主な結果



